「表現するファノンーサブカルチャーの表象たち」展終了しました。
2011.12.06
私ども、札幌ビエンナーレ・プレ企画実行委員会は、今年4月に北海道立近代美術館にて企画第一弾「美術館が消える9日間」に続き、10月末から企画第二弾、札幌芸術の森美術館にて開催した「表現するファノンーサブカルチャーの表象たち」展が3週間の全日程を終え無事終了したことをご報告致します。同展は初冬の季節にも関わらず多くの来場者にご高覧いただきました。これもひとえに皆さまのご支援・ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
今回、民間での手作り企画として北海道を代表する二つの美術館で札幌ビエンナーレ・プレ展を開催できたことで、札幌における国際芸術祭実現への第一歩を踏み出せた気がしています。
このプレ企画は現在、札幌市が検討している2014年の札幌国際芸術祭開催に向けての様々な検証を行う現場という位置づけで活動しており、そのためコンセプト、テーマに関しては多くの議論を重ねた結果、何ごとにもとらわれない新しい都市、札幌の独自性を強く発信できる内容を考え「アートから出て、アートに出よ。」とし、従来の現代アートを中核とした展覧会から範囲を広げ、私たちの日常空間にある表現をも新たな創造として捉え全方位に視点を拓くこととしました。
上記したコンセプトを基に4月、北海道立近代美術館にてプロローグとして行った9日間の展覧会では様々なパフォーマンスも展開され「これってアート?」と感じた方もいたことでしょう。また今回の札幌芸術の森美術館にてサブカルチャーを中心とした展覧会では公的な美術館展示室にメイドカフェを営業させるなど実験的要素が多かったことから戸惑いを感じた方もいたに違いありません。
アートは、表現は、創造は、生き物のように日々新しく進化しており、アートにおける主流というものはもともと存在しないと私は考えています。従って「これってアート?」と感じることは、ある意味正解だと個人的に思います。
2回に渡って行った本企画では、先述したとおりコンセプトに基づき賛否両論のある中、今までアートの範疇に属していない創造や表現も紹介しています。それは、あらためてアートとは何か?創造とは何か?という根源的な問いを多くの皆様と共に考え、少なくともアートに対する視点の変化や多様性を感じることのできる検証の場でありたいと思ったからです。
この民間で行ったシミュレーション(実験と検証)が2014年開催予定の札幌国際芸術祭本開催に多少でも反映され繋がるものであれば幸いです。
ご高覧ありがとうございました。
札幌ビエンナーレ・プレ企画実行委員会
芸術監督 端 聡
















